この起業準備シリーズはNif Coffeeが開業するまでの軌跡を記憶が新鮮なうちに書き留めて置こうと思います。
概算でもいいのでビジネスが成功する予測がたち、自分の中で腹をくくる覚悟が付いたら、次は仲間を増やすことに力を注ぎました。
私は人に恵まれていると思います。
特に妻には感謝しています。
独立を最初に提案してくれたのは妻であり、本気で起業を考えるきっかけになりました。
しかも、私を信頼し今に至るまでずっと応援してくれています。
Nif Coffeeの仲間第一号は妻です。
次の仲間はナベさんこと前職で同僚だった主任焙煎士の渡邉です。
「ナベさんが首を立てに振らなければ私はこのビジネスを諦めます、もし一緒にやっていただけるなら絶対に成功させて素敵な会社にしましょう」と説得し、妻に次ぐ仲間がふえました。
まぁナベさんは仲間というより一蓮托生、私の半身みたいな存在です。
ナベさんの奥さんや親や兄弟にも仕事を辞めて独立し、「こういうビジネスをやろうと思う」と近い人から順に説明し仲間を増やしていきました。
不思議と誰一人として「やめといたら」・「むりだよ」などネガティブな意見ではなく、皆がポジティブに応援してくれました。
「いい会社になると思う」
「新しくて素敵なビジネスだね」と。
もちろん信じてもらうにはビジネスモデルをキチンと順序立てて説明するのは大事ですが、最終的には私のことを信頼してくれたんだと思ってます。
ありがたいことです。
身近の人以外にも沢山の関係者に、自分の気持ちを伝え仲間を増やしていくことになりますがそれはまた順に書いていきます。
起業を経験して分かりました。
創業者の一番はじめに習得する技術は説得術です。
必死で自分の信じるビジネスと思いを伝える、賛同者、仲間を増やす。
自分の能力がメキメキ上がるのを経験するのを大人になって体験できるのは貴重な体験ですね。
本気で人を説得すると、つい8年前の妻へのプロポーズを思いだします(照)
つづく
小川 健介
つづく
小川 健介