この起業準備シリーズはNif Coffeeが開業するまでの軌跡を記憶が新鮮なうちに書き留めて置こうと思います。
信用金庫での法人口座開設ですが、個人口座を作るのとは全くプロセスは異なりました。
のちほど信金の方から聞いた話ですが、法人口座の半数以上は振り込め詐欺などの悪用されている口座のようで、本人確認を徹底的にやる必要があるとのことです。
口座を作って、悪用する人に譲り渡すケースも多発していて銀行側としては法人口座の新規開設は及び腰、一方で信用金庫は新規開業や中小を相手にする金融機関なのでそこでジレンマがあるような感じでした。
話を戻して、口座申請はまず窓口に行き、法人口座開設希望の旨受付をし、担当の方にビジネスの説明をしました。
何をやる会社を作るのか?
今開業準備はどの段階なのか?
従業員の数は?
販売先の見通しは?
仕入先は?
資金調達はどのようにするのか?
自分の経歴は?
どのような算段で軌道に載せていくのか?
自分の住んでる場所はどこでそれは賃貸なのか、持ち家なのか?
家族構成は?
などなど
数多くの資料を見せて、しまいにはPCのグーグルマップで実家の家業の存在まで提示したりです。
その間、常に担当者はず〜っと疑いの目でみています。
新規開業ってこういうことを乗り越えて強くなるのだと実感しました。
コーヒーはもちろん、自分のことすら全く知らない人にビジネスや会社のことをプレゼンして短時間で理解してもらうプレゼン能力。
公庫や取引先候補のところなど、私は開業準備期間に何人も赤の他人に説明してきました。
これは自然と鍛えられます。
つづく
小川健介