この起業準備シリーズはNif Coffeeが開業するまでの軌跡を記憶が新鮮なうちに書き留めて置こうと思います。
前回の続きです。
公庫の初回融資は失敗しました。
原因は我々のビジネスモデルが公庫などの金融機関の借入れに全く向かなかったことです。
担当の方はしっかりと理解してくれていたと思いますが、融資の稟議を通すにはその上席の方のGOが出ないことには進みません。
Nif Coffeeのビジネスの核は専門性と徹底的な効率化その両輪を回していくこと。これは他のコーヒー店では真似しようとしても非常に難しいレベルだと自負しています。
今回の稟議が通らなかったときの上席の意見は次の2点だそうです。
1.初期費用の規模が創業融資にしては大きい。
2.ネット専業ではこんなに初期費用はいらないはず。
我々は販路はネットですが、そもそも製造業です。
初期費用の90%近くは設備と機械の資金です。
上席に方は全く理解していません。
規模が大きいというのなら始めから創業融資の最大額3000万など応募条件に書くべきではないと言いたくなります。
「日本政策金融公庫 最終赤字が1兆円超え 新型コロナ影響で」
NHKニュースより
というニュースを耳にしたので難癖つけて貸し渋ってるんじゃなかいとも邪推してしまいそうです。
それでも稟議が通らないことには、ビジネスができません。
予算を切り詰め、希望額を減らし再稟議にかけていただきました。
因みに通常のルートだと、稟議が通らなかった時点で交渉の余地無し、冷酷なことにこの時点で融資してくれないそうですが、今回は税理士さんの紹介ということで再稟議に対応してくれました。(紹介があれば良いのか!)とも思いましたが、おそらく公庫の弊社担当の方が頑張ってくれたことだと思います。この担当の方には非常に感謝してます。
そんなこんなで減額でしたが融資が通りましたので無事次のステップに進めそうです。
つづく
小川健介