飲みごたえ、甘さ、余韻、間違いなく満足してもらえるコーヒー産地のひとつがケニアです。
キリマンジャロコーヒーで有名な隣国タンザニアと比べると知名度こそ劣りますが、スペシャルティコーヒーの世界ではその品質の高さは抜きんでています。名実ともにスペシャルティコーヒーの主要生産国と言えます。
当記事では、そんなケニアの基本データやコーヒー事情などをまとめてみました。コーヒー片手にご覧ください。
Nif Coffeeの「ふつう」「ふかいり」は味わいのコンセプトのもと、随時オリジンを変更してお届けしております。 内容は旬のスペシャルティコーヒーから厳選していますので、シングルオリジンのコーヒーとしてもお楽しみいただけます。
「とくべつ」は生産地の個性が突出している原料を選び、一番おいしく感じる焙煎度合いで仕上げます。
産地が変わる毎に味わいも大きく変わる、まさに【とくべつ】なコーヒーです。
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目次
1. ケニアのコーヒーについて
1-1. 生産量
ケニア産コーヒーの、品質の高いとされるアラビカ種の生産量は世界で15番目です(750×1000袋、1袋=60kg)※1。
ちなみにこの量は、世界一のコーヒー生産国ブラジルの0.2%、同じアフリカで一番多く生産しているエチオピアの10%程度の規模でしかありません。
しかしながら、品質の高さはスペシャルティコーヒー市場では周知の事実。スペシャルティコーヒーは"ケニアなしでは語れない"と言っても言い過ぎではありません。
1-2. 商品名に付くAAやABの意味
お店で売られているケニアのコーヒー豆に「AA」や「AB」といった表記を見たことがある方もいると思います。
総じてAAは粒が大きく、ABは小粒です。
AAの方が香りや味わいがハッキリしていて産地の個性がハッキリ感じられます。価格も高価です。
そして、この表記はコーヒー生豆の規格を表したもので、それぞれのコーヒー生産国により基準がありますが、ケニアでは粒の大きさと粒の形状で表記が変わります。
規格 | AA | AB | C | TT |
粒の大きさ | S17以上 | S15以上 | S11以上 | s11未満 |
※S=スクリーンと言います。S1は約0.4mm、AAであればS17=約6.8mmのフルイにかけて、残った大きい粒の生豆ということです。
その他に「PB」という表記を見ることがあるかもしれません。これは「ピーベリー」と言って、丸いコロコロとした豆を指します。
日本で販売されているケニアコーヒーの規格は「AA」「AB」「PB」くらいです。
2. ケニアの事
2-1. 国の概要
国名:ケニア共和国(Republic of Kenya)
首都:ナイロビ
国土※2:58.3万平方キロメートル(日本の約1.5倍)
人口※2:5,377万人
公用語※2:スワヒリ語、英語
宗教※2:伝統宗教、キリスト教、イスラム教
1人あたり名目GDP※3:2,104米ドル(2020年)。世界では145位です。アフリカ54か国中20位、スペシャルティコーヒー生産が盛んな東アフリカ15か国中では4番目です。
最近の話題:2022年8月、5年に一度の大統領選挙が行われ、ルト氏が新大統領として就任しました。
参考)第一生命経済研究所
2-2. ケニアのご飯
ケニアの食事文化には、かつて同じ英国領だったインドから労働力として連れてこられたインド人の文化も加わり、現在に至っているようです。
その中で最もポピュラーなのがウガリではないでしょうか?トウモロコシを粉にして練り、蒸してお餅のようにしたものがケニア人の主食と言われています。
かなり薄味というかほとんど味はないそうで、写真のように副菜と一緒に食すのが一般的のようです。
以下のサイトでは、かなり詳しくケニアの料理を紹介しています。
2-3. キャッシュレス大国です
キャッシュレス生活も身近になって、より一層便利になったと感じる今日この頃、ケニアでは日本とは比べ物にならないほどキャッシュレス化が進んでいるそうです。
エルサルバドルが暗号資産(仮想通貨)のビットコインを法定通貨にした事の理由の一つに、出稼ぎが多いお国事情がありましたね。いろんな国が様々な理由でキャッシュレス化を受け入れているのだなと勉強しました。
参考)仮想通貨が法定通貨?
3. ちょいネタ
3-1. はとぽっぽ
昔大人気だったトリビアの番組で、ケニアの学校で歌われている「はとぽっぽ」が面白かったのを思い出しました。Youtubeなどで見ることができますので気になる方は「はとぽっぽ ケニア」で検索してみてください。温かい気持ちになれます。笑
以上、最後までご覧いただきありがとうございました!!
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※1:米国農務省より
※2:外務省より
※3:世界銀行より