アマゾン、サッカー、リオのカーニバル、格闘技、などなど。いろいろなイメージのある南米の大国ブラジル。
世界中で生産されるコーヒーの1/3以上を占めるコーヒー大国ブラジル。私たちコーヒーラバーにとっては、やはりコーヒーの一大生産国として身近な国でもあります。
当記事ではそんなブラジルのコーヒー事情と国の概要やちょっとしたトリビアを紹介します。
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目次
1. ブラジルのコーヒーについて
1-1. 生産量
言わずもがな世界一のコーヒー生産量を誇るブラジル。
日本の約23倍もの広大な国土で生産されるコーヒーの量は、世界中で生産されるコーヒーの1/3以上を占めます(アラビカ種)※1。
特にミナスジェライス州のセラード地域は大きな農園が多く、大規模な機械での収穫作業は、平坦な栽培地域が比較的多いブラジルならではの光景です。
引用:ブラジル生産者協会
ブラジルでは、寒くて霜が降りてしまう南部を除く地域とアマゾン地域以外で広くコーヒーを生産しています。
1-2. コーヒーは輸入禁止
なんと、ブラジルでは自国のコーヒー産業保護のため生豆の輸入が禁止されています。
数年前、規制を緩和しようとしたら生産者から猛反発があったそうです。
1-3. 毎年10月1日は国際コーヒーの日
1994年にICO(国際コーヒー機関)という団体が、10/1を「コーヒーの日」と定めました。
ブラジルでほぼ収穫が終わり、ブラジルのコーヒーの荷出しが始まる頃という事に起源があるようですが、もちろん標高が高い地域では10月以降も収穫はありますし、何とも大雑把な記念日設定で賛否もろもろあります。
そして一番残念なことが「ほとんど盛り上がらない」事。毎年じみ~なプロモーションがコーヒー業界でささやかに行われる程度です。。
2. ブラジルの事
2-1. 国の概要
国名:ブラジル連邦共和国(Federative Republic of Brazil)
首都:ブラジリア (Brasília)
国土※2:851.2万平方キロメートルで日本の約22.5倍!
人口※2:約2億947万人(2019年)
公用語:ポルトガル語。
1人あたり名目GDP※3:6,823米ドル(2020年)。世界では88位です。
2-2. 資源・農業大国
ブラジルは鉄鉱石、レアメタル、エタノール等の鉱物・エネルギー資源が豊富です。
また世界屈指の農業大国で、穀物自給率は120%を超えています(ちなみに日本は30%未満)。
コーヒーはもちろんのこと、砂糖・鶏肉・たばこ・トウモロコシ等は世界一の輸出額を誇り、輸出向けのコンテナは取り合いになるもしばしば。鶏肉の輸出が活況な際、コーヒー用の定温コンテナが用意できない!なんていう事もありました。
2-3. ブラジルの食べ物
ブラジル式BBQのシュラスコ、滋味深い豆煮込みのフェイジョアーダ、癖になるチーズパンのポンデケージョ、ついつい飲みすぎてしまうカイペリーニャ、魅惑の飲み物ガラナ、などなど。日本人好みの味付けの料理も多い気がします。日本にもシュラスコレストランが多くありますのでぜひ行ってみてください!
2-4. 世界第3位の航空機メーカー
日本で言うTOYOTA的なシンボル企業が、旅客機メーカーのエンブラエル社です。
世界3大航空機メーカーと言われる売上台数世界第3位を誇るブラジルを代表する航空機メーカーです。
3. ちょいネタ
3-1. 日焼け禁止!?
南北に長いブラジル。
アマゾン地域はもちろん熱帯雨林気候、中部高原と海岸平野は亜熱帯気候で南部は温帯気候です。ブラジルでは、冬にあたる5~8月以外はTシャツ短パンで過ごせるそうです。
降り注ぐ日差しに小麦色の健康的な人たちのイメージのあるブラジルですが、法律で日焼けサロンは禁止されているそうです。
ちなみにオーストラリアなど、日焼けマシンを禁止している国ってわりとあるそうです。
3-2. ブラジルの佐藤さん!?
日本で一番多い名字は「佐藤さん」。
それではブラジルで最も多い名字は何なのでしょう??
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答えは「シルヴァ」さんです。
ちなみにシルヴァ(Silva)はラテン語で「森林」を意味するのだとか。何となく納得します。
2位以下が気になる方はこちらのサイトをご参考ください。
3-3. 「銀ブラ」の語源
大正時代のステータス、銀座をブラブラする「銀ブラ」。
実は「銀座でブラジルコーヒーを飲む」転じて「銀ブラ」となったという説もあります。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました!!
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※1:米国農務省より
※2:外務省より
※3:世界銀行より